EXHIBITION
展示会・活動紹介

【開催報告】日本ベルギー芸術交流展

(2025/2/18)
日本ベルギー芸術交流展が在ベルギー日本大使館のホームページで紹介されています。
ぜひご覧ください。

https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_en/culture_event_other.html#mar

2025年3月13日から4月12日にかけて、「日本ベルギー芸術交流展」が開催されました。
本展は、日本とベルギーの外交関係樹立160周年を記念し、芸術と文芸を通じて両国を結ぶ国際交流展です。

ベルギーはヨーロッパの政治・経済・文化の中心地であり、EUの主要機関が置かれる「EUの首都」としても知られています。歴史的にも芸術の都として名高く、旧フランドル地方はピーテル・ブリューゲルやルーベンスをはじめとする巨匠たちを輩出した「フランドル絵画」の発祥地です。また、20世紀にはシュルレアリスムを代表する画家ルネ・マグリットが芸術史に大きな影響を与えました。

本展の会場となったサン=ジェリー・ホールは、そんな芸術の歴史が息づくベルギーの首都ブリュッセルの中心部に位置する歴史的建造物です。かつてこの一帯が島だった時代の名残をとどめる貴重な遺構であり、街の文化と歴史を今に伝えています。周囲には、世界文化遺産に登録されたグラン・プラスや王立美術館など、歴史的な名所が点在し、ブリュッセルを象徴するエリアのひとつとなっています。さらに、この地域はヨーロッパ有数のアート発信地としても知られ、年間を通じて国際的なアートイベントや展覧会が開催されるなど、創造と交流が息づく場所です。

展覧会は会期中を通じて、ブリュッセル市民をはじめ国内外より大勢の人出に恵まれました。

3月13日には在ベルギー日本国大使館特命全権大使の三上正裕氏をはじめ、ベルギー日本人会事務局長の水谷圭希様、ブリュッセル ウックル区議会議員のオディ・マルゴウ氏、など多くの日本ベルギー要人が来場し、会場を視察いただきました。

日本の作品は洋画や彫刻、工芸、現代文芸に水墨画や書道、和歌など伝統的なジャンルも加わるなど多様性に富み、それでいて一つ一つが芸術表現として個性を備えていることが高く評価されており、多くのお客様に恵まれる結果につながったようです。

2025年は日本とベルギーの友好関係にとって重要な節目の年。芸術を通じた交流を深めるこの展覧会が、両国のつながりをさらに強固にするきっかけとなるでしょう。