EXHIBITION
展示会・活動紹介

『日本ケベック友好展』in Canada

作品展示 2019年11月8日〜11月12日
会場 ドメーヌ・ド・メイズレッツ(カナダ ケベックシティ)
主催 一般社団法人日欧宮殿芸術協会
運営 クリエイト・アイエムエス株式会社


Exhibition Period: 8 November– 12 November 2019
Venue:Domaine Maizeret(Quebec, Canada)
Organizer: Japan-Europe Palace Arts Association
Management: CREATE I.M.S CO.,LTD

会場となったドメーヌ・ド・メイズレッツ(カナダ ケベック)
連日、ケベックシティ内外から多くの来場者が訪れた
扇子で表現された短歌・俳句作品

北米とアジアの芸術都市を結ぶ芸術展『日本ケベック友好展』が、カナダ・ケベックシティで開催された。

本展は、2017年より続く日本とケベックシティとの文化交流事業であり、日加修好90周年記念事業として認定されている。

 開催地となったケベックシティは、アメリカ先住民や北方の住民の伝統と、ヨーロッパから来たフランス文化にルーツを持つ、まさに唯一無二の芸術文化都市である。その優れた感性を元に、各分野で優れた才能を輩出し、多くの優秀な芸術家とコンテンツを輩出してきた歴史がある。

会期中には日本とカナダを代表する現代芸術家・文芸作家による作品247点が会場を彩った。伝統から現代までを結ぶ展示は大きな話題を呼び、ケベック州と友好都市提携を結ぶ京都府の伝統工芸「京扇子」にしたためられた短歌・俳句・川柳は、文芸作品の新たなスタイルとして現地でも高い評価を受けた。

また119日に開催されたオープニングセレモニーでは、日本ケベック友好協会のアンドレ・ゴーヴァン代表や本展責任者のノリコ・イマイ氏、画家のフランソワ・デアルネ氏ら多くの美術関係者が出席。ケベックシティ在住の音楽家たちによる三重奏や、書家・長岡美和子氏による揮毫が披露されるなど、お互いの芸術文化が両国の友好発展の気運を彩った。

さらに会期中には、ケベックシティ在住の芸術家のアトリエを日本の芸術家代表団が訪問し、表現技法やスタイルなど、美術談義に花を咲かせた。こうして展覧会は11月12日に大盛況で閉幕。芸術文化が日本とカナダの友好において重要であることが認識され、芸術家たちは近い将来の再会を約束した。

揮毫の様子
地元演奏家による三重奏
協力してくれた地元芸術家たち(中央:ノリコ・イマイ氏)

ケベックの象徴シャトー・フロンテナック