【参加報告】 日本マルタ友好協会 2024年総会

日本マルタ友好協会の2024年総会が、76日に東京・中野区内で開催された。

マルタ共和国は、地中海に位置する島国で、マルタ騎士団の拠点となったり、地下巨大遺跡が発掘されるなど、歴史深い国として知られる。また、天才画家カラヴァッジョが匿われるなど、美術の世界にも関わりが深く、近年では日欧宮殿芸術祭2023が首都バレッタで開催されたことも記憶に新しい。

本協会は、日本とマルタの民間レベルにおける友好親善の機会構築および促進を目的として設立。これまで複数回の親善ツアーの実施やマルタ図書館内へのジャパンライブラリー設立、さらにはマルタ大統領来日の際の歓迎レセプションの開催などを行ってきた。

今回の総会には白鳥令会長をはじめ30名が参加。マルタ大使館のアンドレ・スピテリ全権大使や外務省欧州局西欧課の山口恵美子課長補佐、草加市長の山川百合子様など、日本とマルタの外交の最前線に位置する顔ぶれが一堂に会した。また開催地の中野区からも、酒井直人区長が初めて参加し、注目を集めた。JEPAAからは安広理事が参加し、スピテリ大使らと今後の芸術交流について意見を交わした。

また会では、日本マルタ友好協会が今回より一般社団法人へと移行することが正式に発表された。民間レベルでの交流を謳って発足した本協会だが、その活動の幅と社会認知の広がりと共に、より大きなグループとして展開していくための大きな一歩を刻んだ形と言える。

 

スピーチする白鳥令会長
スピテリ大使(左)と共に(右・JEPAA安広理事)
総会中の様子 / 会場:三河屋(東京都中野区)